私は仕事で吉田鞄を取り扱いがあったため、結構たくさんの吉田鞄の
商品を持っていました。
やはり日本製&耐久性が良い
主人のビジネスバッグや私も通勤鞄も吉田鞄が多かったです。
中でも一番お気に入りのシリーズが
ポーターフリースタイル
ビジネスバッグ・ショルダーバッグ・ペンケース・ボディバッグなど
色々長い間使用していましたが、とうとう・・・
ボロボロ剥がれてきたのです。
きっとここにたどり着いたあなたもそうですよね。
そこで、修理ができるのか?と思い、
そこで”吉田カバン”へ問い合わせをしてみました。
下記の画像を送っての回答。
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この状態では修理の方が販売価格より高くなるのでおすすめいたしません。
との事でした。
詳細は以下へ記載していきます。
フリースタイル 707-07147 ブラック 10年前に購入
▲上部の部分がシワしわになって左側は剥がれています
生地が浮いてふわふわしています。
▲背面上部・・ここも剥がれそう
もう剥がれる一歩手前ですね。
▲ショルダー紐部分も細かく剥がれてます
▲一番大きく剥がれているところ、おそらくファスナーの開閉に良く
指が当たるところだと思います。
生地は劣化してますけど、ファスナーはキレイだし型崩れもしていないのは
さすがといったところです♪
※吉田カバンからの回答 このような剥離が起こる原因
今回の剥離症状は生地の加水分解が原因となっております。
加水分解について
ポリウレタンについては現在、工業用から日用品にまでその用途が広がっております。
ファッション分野においても同様でありまして、現在は様々な製品に使用されており、欠かすことの出来ない存在となっております。
弊社でも、ポリウレタン生地の革のように見えるしなやかさから、「ポーター フリースタイル」シリーズに採用をいたしております。
現状では、その他の素材では代用が効かないものであります。
加水分解については、ポリウレタンに見られる独特の劣化現象になります。
空気中の水分に反応して劣化する現象になり、ご利用の頻度にかかわらず劣化する現象であります。
紫外線・アルカリ性成分・水分・高温多湿下の環境で最も劣化すると言われており、
良く耳にする現象にスニーカーのソールが突然剥がれたりするものがあります。
このような剥離が起こる保管状態
同様の症状が現れたお客様には保管期間があり、久しぶりに使用したところ剥離が進行したということがございます。
クローゼットなどは洋服には問題なくても靴や鞄は湿気を吸いやすく、
またドライクリーニングや防虫剤などの成分などが滞留することで剥離を早めてしまうこともございます。
直射日光や蛍光灯の明かりを避け、適度な風通しのところで保管いただけますと進行を多少遅くできるかと存じます。
使用しているときに気を付ける事
使用していて現れる症状としましては、手で触れる頻度の多い箇所から剥離を致します。
手の油分や水気、最近ではアルコール消毒の成分などが剥離を進行させます。
1日ご使用されましたら、乾拭きをすることで付着した成分を取り除くことができ、進行を多少遅くできると考えております。
発売から15年以上経過しているフリースタイルについて
発売から15年以上経過し、剥離の起こりにくい生地の開発については継続して行っております。
現在販売している製品については2004年発売当初に比べますと剥離はしにくくなってはおりますが、完全に剥離をしない生地の完成には至っておりません。
※回答ここまで
大変丁寧に細かい回答を得る事ができました。
吉田カバンを取り扱ってる店舗ではどこでも修理を受けてもらえます。
ちょっとヤバいかな?って時に修理に出すと生地の張替えも可能なようなので
もし、お気に入りのものがあればぜひ吉田カバンへ相談してみて下さいね。
今まで買ったフリースタイルはすべてブラック
△ヒップバッグこれはもう使えません 残念だけど。
メルカリで売ったらすぐに売れました♪
まとめ
雨に濡れても大丈夫なのと、型崩れしないのがいいですね。
劣化を防ぐ為には、通気性の良い日影に置いとくのがよさそうです。